労働者派遣法を廃止すべき

正直者が馬鹿を見る世の中

「まじめにやっていればいいことがある」、「見ている人は見ている」と言う言葉を言われた事はあるだろうか?私は新入社員の時に上司や本社の人によく言われた。

だがその言葉が人をいいように使うための言葉と気つくのに時間はかからなかった。

まじめにやっていてもリストラに遭い、見ているというのは人員整理の対象を見ているという事だけ。そして自分たちは安住の地でぬくぬくしている。これはあまりにも理不尽ではないか。

昔の経営者は「社員の生活が第一」、「人材こそが宝」と言う人が多かったが、いつから日本はこのような国になってしまったのだろうか。

バブル崩壊というのももちろんあっただろうが、小泉政権が引き起こしたと言っても過言ではない。

小泉政権の一番の功罪は労働者派遣法の改正だろう。それまで禁止されていた業種にまで対象を拡大して今日の状況を生んでしまった。派遣はもともとは特殊技能などを持つ人に限られていた。それを拡大すればこのような状態になるのはわかっていたはずだ。

「色々な働き方を提案することにより雇用が広がる」と言っていたが、別に派遣でなくとも同じようなことはできていた。フリーターと言う存在だ。

フリーターの場合は直接会社と契約を結びのに対し派遣は派遣会社と契約を結ぶ。どちらがいいと思うか?私なら会社と直接契約を選ぶ。なぜなら不満も直接会社に言えるし、給料も会社と交渉できるからだ。

派遣の場合は派遣会社に文句を言ったらすぐに代えられるし、給料も派遣会社にピンハネされる。

派遣は日本になじまない

派遣法改正はアメリカの圧力でできたのは明らかだ。そしてこれを歓迎したのが製造業であり経団連だ。

労働力の調整弁と言えば聞こえがいいが要は好きな時に使い捨て出来るという事だ。

どんなに有効求人倍率がよくなってもそれは派遣を入れた数字であり実質は変わらない。正社員になれるのは新卒のみだ。

廃止には強硬に反対すると予想

経団連や大企業は大反対するだろう。自分たちの利益となる事を潰されるとなれば倒閣運動も辞さないし、自分たちに都合のいい政権の支援に乗り出すのは目に見えている。

それに「もう世の中に浸透している」と言う事も考えられる。これから労働人口がどんどん減っていくのに、派遣という業態はもうなじまないのは明らかだ。

世の中に浸透しているから潰すなと言うのは通用しない。では派遣法改正前のは世の中に浸透していなかったのか?「これがグローバルスタンダード」と言って押し切ったのではないか。それこそこれが「日本のスタンダード」と言って戻すことも必要なのではないか。