「転勤を嫌がる人が増えている」という事の何が問題なのか?

なぜ問題視するのか?

転勤を嫌がる人が増えているといわれる。確かに転勤しても給料は増えるわけではないし、半分家賃は負担してくれるとは言っても経済的負担はある。単身赴任なら尚更だ。

高度成長時代は転勤しても給料は上がるし昇進もあった。だがこの感覚を現在にそのまま適用するのは無理がある。

現役の社員は給料は頭打ち、昇進はしない。会社の上層部が「俺たちもやっていたから若いものもやるのが当然」という感覚でやっていたとすれば時代錯誤も甚だしい。

私はそもそも転勤と言うものに疑問がある。単純に現地の社員を増やせばいいだけだからだ。

地域によって慣習も違うし、言葉の言い回しも違う。その地域にいきなりよそ者が入ってきたらどうなるか?トラブルの元にもなりかねない。

それを未然に防ぐには現地採用で転勤もなしと言う形態がいい。

転勤はデメリットが多い

転勤と言うのは生活の拠点を移動する事であり、経済的にも精神的にも大きな負担になる。

子供がいたら転校もしなくてはならないし、マイホーム(もう死語?)も持つこともできない。また困ったことにマイホームを購入した途端に転勤の辞令が出る時もある。ここまでくると嫌がらせに近い。

精神的には人間関係を1から構築しなければならなくなるし、自分だけでなく家族も同じストレスに悩まされることになる。

転勤のメリットとは?

現在ではメリットはないだろう。独身で土地への執着心がなくどこでも生きていける人なら最高だろうが、家庭を持っている人にとっては困った事態になる。

転勤しても給料は上がらないし、単身赴任という事もあり得る。

単身赴任と言うのはもう過去の遺物だ。これだけIT化が進んでいてネットを使っての在宅勤務も可能な時代に前時代的な習慣としか言いようがない。

転勤の辞令を出す本音

先ほども書いたが「俺たちもやっていたから」と言うのが一番の理由だろう。昔はネット環境がなく、現地に赴任するしか方法がなかったが今は違う。

私は「自分がやっていたからお前もやるのが当然」というのは前時代の悪習だと思っている。

この元になっているのが、学生時代の上下関係。特に体育会系のだ。自分が1年の時に上級生にやられていたことを上級生になったら増幅させてやると言うのが常態化している。これが改まらないと報復人事や見せしめ人事はなくならないだろう。

断っておくが私は上下関係は必要だと思っている。だが精神論やイジメに近いことをやるのは反対だ。このことによって残るのは恨みだけだからだ。