独裁者金正恩の性格分析=実は臆病者

プライドだけは高い小心者

金正恩。今の北朝鮮を仕切っている独裁者だ。独裁者というものは乱暴で気分次第で人を殺したりするイメージがある。それも正しいのだが、今回はその性格を私なりに分析しようと思う。

粛清という名目で長い間仕えてきたナンバー2張成沢を処刑したり、幹部を60名近く処刑するなど冷徹な性格だ。だがそこの根底にあるものは劣等感ではなかろうか。親が偉大な人ほどその地盤を受け継いだ息子は常に比較される運命にある。さらに部下にあたる人は親の代から仕えていた古参ばかり。

その古参の幹部はたとえ出来が悪い息子であっても「素晴らしい!この国を治めるにふさわしい」などの美辞麗句を並べ立て盛り立てなければならない。

これが民主主義国なら「お父様はこのようなときにはこういう風にやっていました」とか助言もできるが、独裁国家では「俺に意見するとは!」ということになり気分次第で粛清されることになる。

金正恩は幹部を大勢粛清して何をしたいのだろうか。自分勝手にやりたいから古株は要らないから処刑することは後々自分の首を絞めることになることに気付いていないのだろうか。

古参の幹部から見たら金正恩は「何もできない権力だけ持ったただの若造」としか見えていない。

兄である金正男を暗殺したのも劣等感からきている。正直言って兄の正男がトップに立ったほうが北朝鮮は安定していたと思う。だが評価の高かった正男を疎ましく思っていた金正恩は無関係な人を実行犯にしてまで「自分を追い落とそうとしている敵」ということで殺してしまった。これは後に大きな禍根を残すだろう。

クーデターを恐れる独裁者

もう一つ独裁者が恐れるものそれはクーデターだ。フランス革命ロシア革命、日本史では本能寺の変大坂夏の陣大坂冬の陣明治維新もすべてクーデターと言える。

クーデターの定義はそれまでの体制をひっくり返すことである。

北朝鮮でも不満がくすぶっているのは想像できる。庶民レベルだけではなく軍部もだ。

金正恩がもし軍部をコントロールできていなかったら…クーデターが起きる可能性はあるが、その可能性は低いだろう。ナンバー2や幹部を処刑したのはクーデターを起こさせないためだからだ。独裁者を抑えることができる古株がいないことは北朝鮮を崩壊させるスイッチになるだろう。