教育を受ける機会は平等であるべきだが…

教育を受ける権利

どんな人でも教育を受ける権利はある。だが機会は平等であるべきだ。だが現実的に経済問題というのが重くのしかかる。今は現実的に高校までは授業料は無償だ。問題はここからである。ほとんど大学全入の時代になって行くのが当たり前の世の中意欲及び学力のある生徒が行けないのは不幸である。

奨学金という声もあると思うがこれもまた問題が山積している。返還不要の奨学金もあるが、問題は有利子で返還義務ありの奨学金だ。この奨学金を受けている人は卒業と同時に多大な借金を背負うことになる。これがもし法学部で弁護士になるような人材だったら自己破産はできない。した瞬間に弁護士になる資格を失うからだ。

大学進学率が高すぎる

今の大学進学率は60%に迫る勢いだ。私のころは20%くらいだったからいかに進学率が上がったかがわかる。しかし本当に勉強したくて行く人は何%なのだろう。

国公立や有名私大なら本当に勉強しないと行けないからまだわかるがカネさえ払えば行けるFラン大学に行く価値があるとは思えない。このFラン大の学生のレベルは中学生ぐらいと聞く。親としたら大卒の資格を取らせたいのだろうが得るものは大卒の資格だけだ。4年間遊ぶ時間を与えたようなものだ。

大卒の意味するもの

今の大卒は昔の高卒のようなものになろうとしている。では本来の意味での大卒になるにはどうすればいいのか。上の大学院に行くのも一つだが、海外に留学するのも一つの手だ。今は海外に渡航しなくても日本に海外の大学のある恵まれた時代だ。ただ海外の大学は入学するのは比較的簡単だが卒業するのは相当に難しい。

まず授業は英語圏なら英語で行われるためその壁がある。そこをクリアするのが一番難しいだろう。逆にそれさえクリアできれば後は勉強についていけるかなので本人次第ともいえる。

根本的な問題は就職

なぜ大学全入時代になったのかという根本の問題は就職である。いつのころからか大企業どころか中小まで受験資格が大学卒業になってしまった。私の経験から言っても大学卒業=優秀という公式は必ずしも当てはまらない。確かに過酷な競争を勝ち抜いてきた人はすごいと思う。しかしそれは人から与えられた情報をインプットする力が人より優れているだけで応用が利かない人も多いのも現実。逆に高卒のほうが優れている場合もある。

この歪んだ状態を正すには受験資格の緩和も必要ではないか。高卒では入れない明確な理由がある企業はよっぽど専門的な職場でない限りないだろう。

例えがいいかどうかわからないが国会議員は東大法学部とかの有名大学卒業の人が多いが、当選するかどうかは別にして立候補の資格は満18歳以上の日本国民という一文のみだ。大卒資格が必要とはどこにも書いてはいない。