戦前の日本=軍国主義という認識は正しいのか

軍国主義とは何か

軍国主義とは戦争を外交の主たる手段と考え、軍事力を最優先する考え方である。では戦前の日本はどうだったのか。戦争を外交の主たる手段が戦争だったのか。そんな事はない。戦争を回避するためにできうる手段はすべて打った。しかし石油の禁輸やABCD包囲網ハルノートによって戦争に追い込まれたというのが私の見解だ。

軍事力を最優先にする考え方だったかだが戦前昭和元年~昭和11年までは国家予算に対しての割合が多くて47.6%だったが戦争が始まってからは最大で85.3%にまで拡大している。そりゃあ戦争が始まれば国家の存亡の危機になるわけだから多くなるのは当然だと思う。しかし平時では30%前後で特別多いわけではない。

これは戦前をどの時期と定義するかによって変わってくる。戦争が始まる時期だと多いので軍部が国家予算の大半を奪ったと定義できるが、平時の時にはそれほどでもない。どちらも戦前である。

戦前の教育をすべて否定する必要はない

戦前の教育というと無条件で軍国教育だったと言う人がいる。確かにその一面は真実だがもう一面は違う。

現代は公よりも個人が優先されて周りがどうなっても自分さえよければいい、家族間でのいさかいが絶えない、下手すれば殺すこともいとわない世の中だ。それはアメリカの個人主義の都合のいい面だけを切り取った事に対する結果だ。

しかし戦前は教育勅語があった。ある人はこれを教科書に載せなければいけないほど戦前は荒れていたと言うが、この教えの価値を傷つけるものではない。

「親孝行をし、兄弟仲良くし、夫婦間は仲睦まじく、友達とは信じあい、行動は慎み深く、他人に手を差しのべ、学問を修め、仕事を習い、知能をさらに磨き、徳と才能を磨き、公の務めに尽力し、憲法を重んじ、法律に従いなさい。」

これは教育勅語の一文だが、現代の私たちはこれを見てどう思うだろうか。こんなのは理想論であり現実は違う、きれいごと、という人もいるだろう。全体を見たら確かに現代社会において不適切な文があるのは否めないが全否定することはない。

以前、安倍総理教育勅語を教育に使用したいといったのは別に全文をそのまま使用するという意味合いで言ったわけではない。現在でもこの教えは通用するものを教育に使用したいといっただけだ。

ところが野党、マスコミは戦前回帰だの軍国教育の復活だのレッテル貼りをした。安倍自民党のやることはすべてが気に入らないのである。マスコミが気に入っているのは民進党である。政権与党の時代の事が忘れられないのだろう。