成人年齢を18歳に引き下げるべきだと思いますか?

成人年齢を18歳に引き下げるべき?

選挙権を18歳に引き下げて2年ほど経つが、今度は成人年齢も18歳に引き下げるべきという意見があるのをご存じだろうか。理由は選挙権年齢の引き下げに伴う整合性だ。引き下げられるまで20歳以上が選挙権を持てたが、要は成人とセットで与えていたので成人年齢も18歳にすべきということだ。

成人年齢を18歳にするということは、飲酒喫煙などの成人の権利を引き下げることにつながることを一部の人は懸念しているとのこと。何が問題なのか。彼らはこれを認めてしまったら「未成年は体の成長に害があるからダメ」という今までの主張が何の根拠もなかったということが白日の下にさらされるのを恐れているからだ。

それで起こるべき問題は飲酒喫煙が18歳以上になってしまったら高校生でも飲酒喫煙ができることになる。この場合は優先されるのは校則なのか、法律なのか?

私の意見は優先されるのは法律であると考えている。校則には法的拘束力は持たないしもしそれで退学にしてしまったら教育を受ける権利の侵害になる。

これと似たのが女性の結婚年齢と自動二輪免許取得だ。両方とも年齢は16歳以上と法律に明記されている。ところが女性が結婚したり自動二輪の免許を取ったら最悪は退学ということになる。これは法律と校則の整合性が取れていない事案である。

あともう一つは青少年育成条例との整合性だ。現行では18歳未満と知りながらそのような行為をしたら逮捕されるが、お互いに結婚をするという前提の人と16歳の奥さんがいる人もそのような行為をしたら逮捕案件になるのか?

自動二輪ははっきりしている。法律のほうが優先される。これでも教習所に「生徒が来ても受け付けないでくれ。」と言われたらこれは権利の侵害だ。高校も教習所も訴訟の対象となるだろう。法律を恣意的に解釈するのはおかしい。

英少年育成条例はどう判断するのか。ぱっと見ただけでは判断ができない。いちいち結婚を前提に付き合っているとか、結婚している証明を見せなくてはいけないのか。これも警察の恣意的な運用が懸念される。警察はおそらく別件での任意同行を求めると思うが行ったら最後痴漢冤罪と同じで認めるまで帰してはくれないだろう。

公務員関係の職場は非を認めると前例ができてしまうから認めることはしない。究極はでっち上げてでも犯罪者を作る。

厳密な法整備が必要

先に書いた2点の懸念事項も解決していないのに、成人年齢の引き下げはするべきではない。これで成人年齢を引き下げたらまだまだいろいろな問題が噴出してくるだろう。それを防ぐには厳密な法整備が必要だ。成人年齢が18歳になったら当然責任も大人のものとなる。犯罪を犯せば逮捕もされるし刑務所にも入る。そこに若いからとかという言い訳は入る余地はない。

現在の18歳は幼い

私たちのころも18歳のころは子供だといわれたが、それの輪をかけて今の子は幼く見える。バカッターと言われる連中が馬鹿なことをやって問題になったのは記憶に新しい。彼らはこのようなことをやったらどうなるか?ということの想像力が欠如している。このようなことをやるのはSNSをはじめとするネットのせいだという識者もいるがそうだろうか。馬鹿はどんな時代でもいる。その時代にSNSやネット環境があるだけの話。決して自分たちの時代はこんなことはなかったとは言ってはならない。自分たちの時代にSNSがあったらきっと同じ事をしていると思うからだ。