昨年の宅配便配達過去最高の40億個超えにどう思う?

昨年(2016年)の配達個数が過去最高でドライバーの負担はより大きくなる

宅配便の配達個数が昨年度は過去最高になったそうだがその分ドライバーに負担は重くのしかかっている。

ネット通販の伸びが著しく、特にアマゾンの配送業務を請け負ったヤマト運輸は過酷な労働条件になっている。ヤマト運輸は佐川急便がアマゾンの配達は無理と判断したのを「うちがやります。」と自分から手を挙げたので自業自得だが、ドライバーにそのしわ寄せを押し付けるのは疑問が残る。

ヤマト運輸の幹部連中は「うちがやります。」といったことを後悔しているの違いない。だが請けた以上やらなくてはいけないので社員に無理を強いてきた。だが社員の過剰労働が社会的に問題になってきた。そこで今度はどのような手を打ってくるのか。

偽装請負が横行するだろうとみている

今度はヤマト運輸は請負の台数を増やすことは目に見えている。請負とは宅配なら配達個数1個につき~円という契約を使用者の会社と結ぶことを言う。その場合はヤマト運輸の指示には従う事は無い。従うのは使用者の会社である。

ところが実際はヤマト運輸の指示に従うのが通例になっている。これだったら請負ではなく事実上の派遣である。それにヤマト運輸側に都合がいいのは請負は労働時間の制限を受けることがない事だ。正社員や派遣社員は1日の労働時間の上限が決められているが自営業者である請負は自己責任。さらに労災や各種保険もない。もしけがや病気になってもこのようなときには「自営業者だから。」の一言でヤマト運輸側は責任を回避することができる。会社側は車も燃料も負担することもないし、請負契約解除も適当な理由をつけてやりたい放題できる。実に都合のいい制度だ。

偽装請負を告発すべき

企業の経営者は派遣が問題化した時から、いやそれ以前から偽装請負をやっていた。それを告発しようとすると契約解除をちらつかせできないようにしていたのが現実だ。この会社で仕事をやりたかったら余計なことは考えるな。もちろんタレコミなどするなということだ。

ミスをしたら「あなたは自営業でしょう」、「普段は会社の指示に従うのが当然」というのはあまりにもひどい話だ。これが1人だったら行政まで届かせるのは難しいが、束になったらどうだろうか。行政も動かざるを得ないのではないか。

昨年の配達個数が40億個超えたからなんなんだろうか。こんなにやってすごいでしょとでも言いたいのか。アマゾンやネット通販に限らず店舗からの配送も無料が多すぎる。

こんなことをしていたら運送会社がパンクするのは時間の問題。それよりもドライバーの年齢層が年々上がっていている。このままならドライバーが10年いや5年後には半分になってもおかしくない。その時にはドライバーが多くのカネを稼げる専門職になっているだろう。ドライバーとはただ運転して荷物を届ければいい仕事ではないのだから。