ゼリア新薬の新入社員が研修後に自殺した事件

まだこんな研修がまかり通っているのか!

ゼリア新薬の新入社員の男性が新入社員研修で過去のいじめ体験を告白させられ吃音を指摘された直後の2013年5月に自殺し業務上の事故だったとして2015年に労災認定を受けた。その男性の両親はゼリア新薬と研修請負企業と行使を相手取り約1億円を求める訴訟を東京地裁に起こした。というのがこの記事の概要である。

まあこの研修請負企業の研修内容がひどすぎる。一言でいえば軍隊みたいな研修。自衛隊出身の人でもこんな研修は今はないとのこと。

罵声が飛ぶのは当たり前、人格否定、根性論の指導と言う前時代的な研修内容だったという。

私が疑問に思ったのが新入社員研修の異常なほどの長さ。4月1日から8月9日までと4か月に及ぶ研修はあまりにも長すぎる。また4月10日から12日は外部の会社が研修を請け負っていた。

自殺の原因がこの外部請負企業の研修であると見られている。そこでこの男性が告白させられたのが過去のいじめ体験と吃音。これを告白することが何か意味があるのだろうか。

大方いじめられていたから根性がないとか、つながりがないのにお前は~だから吃音なんだ、など研修とは程遠いことをやっていたと思われる。

土日も休みもなく何するにしても許可を必要とするのもおかしい研修だ。

なぜなら一般的には研修期間も勤務していることになるからだ。それに休みの時も許可を必要とするのはおかしい。休みの日は会社の拘束を受けることはないからだ。

会社側はこのようなときには研修期間は全て仕事の一環と言うが、では休みがなくなったことに対し企業はどのような対応をしたのだろうか。労基には休みはしっかりとらせたと報告しているのだろう。また昔は実際にあったことだが「休みはちゃんととったと報告しろ。そうしないとどうなるかわかるな。」と脅しともとれる言葉が私の時代にはあった。

ゼリア新薬と研修請負企業との関係は

ゼリア新薬と研修請負企業はどのような関係だったのだろう。この研修請負企業は今回が初めてではないだろう。これまで何回も研修をやっているに違いない。

もちろん研修を請け負うのだから元受けであるゼリア新薬とも研修内容の打ち合わせやどのような方向性でやるかというのを何回も打合せするのは当然だ。

そのうえで暴言や人格否定など請負企業とは思えない。そのようなことができたのはゼリア新薬側も研修内容に合意したのだから罪は重い。

まとめ

未だにこのような研修が行われているのが驚きだ。最近見たが韓国企業のサムスンも軍隊的な研修をしている。まさか日本企業でこのような研修をしているとは…。

楽天監督の星野仙一氏も昔の中日時代は鉄拳制裁が有名だったが、楽天の監督になって日本一になったときは鉄拳制裁は影を潜め選手とのコミュニケーションに重点を置くように変えたという。コーチ陣はどうかわからないが・・・。

このような例もあるように時代によって対応を変えるのも必要だ。

しかしこのような研修を思いつく人は時代など関係ないと言う。では戦時中の理不尽な鉄拳制裁、連帯責任による全員の鉄拳制裁がまかり通る研修をその人たちに受けてもらおう。

そのような人はこのようなときには今の時代には合わないと言い始めるに決まっているからだ。