責任を取るということはどういうことか?=選択肢は辞めることだけ?

責任を取るとはどういうことか。政治家が失言または不祥事で責任を取るということは辞職すると同意語である。

責任という言葉の本来の意味は

1。立場上負わなければならない任務や義務。

2.自分のしたことの結果について責めを負うこと。

会社の社長なら立場上会社を発展させる、倒産させない、社員の生活を守るという任務と義務がある。

上記の3つの反対のことをしてしまったらその結果の責めを負うことになる。

しかし責任を取るということの本来の意味は原状回復。つまり会社を倒産させても元に戻せという意味だ。

今回、自動車部品メーカーのTAKATAが会社更生法を申請して受理されたがこれを申請した理由が会社を発展させることができなかったので、倒産させないために、社員の生活を守るために申請したのだろう。

原状回復については外資にスポンサーになってもらい業務を継続させる選択をした。

実質的に外資に買収され、社員の生活も守れるかどうかも怪しいが社長は最悪の中で最善の選択をした。

社長は経営が改善されたら社長を辞す考えを明らかにしているが、これだけのことをやって辞めるのなら仕方がない。負債の面はともかく倒産させないために最善の手を打ったのだから。

東京電力東芝責任を取って社長を辞めます。」といい、高額の退職金をもらい辞めたからもう関係ない~という感じで、潔くない印象が強い。

なぜTAKATAと東京電力東芝の対応が違うのか。TAKATAは創業社長、東京電力東芝天下りとサラリーマン社長との違いだと私は思う。一口で言えば、たたき上げと勉強だけができた人間の違いだ。

TAKATAも経営の甘さはあっただろうが、一番の問題はエアバッグだ。TAKATAを擁護するわけではないが日本国内では事故はあったが件数としてはそれほどでもなく、なぜ海外では事故件数が多く、死亡者まででるのだろうか。

検証はしてないが海外の車の流通台数と事故の割合を見たら国内とそれほど変わらないと思う。それは事故はない方がいい。だがゼロにすることは不可能だ。

もしこの立場が逆でアメリカ製のエアバッグが事故を起こし、日本で多くの死傷者が出たとなったらここまで問題になったか?

絶対にならない。それどころか日本が悪いと言い出すだろう。うがった見方かもしれないがアメリカの日本車つぶしの一面もあると思う。GMクライスラーにもTAKATAのエアバッグは供給されているのに事故は日本車ばかりだからだ。トヨタがアメリカにリコール問題で訴訟を起こされた実例があるからありえない話ではない。